コーチ・コンサルタント・士業・個人事業主にとって、「時間が足りない」は最大の経営課題です。セミナーの準備、集客、顧客対応、事務作業…。すべてを一人でこなしていると、本来やるべき「クライアントへの価値提供」に使える時間がどんどん削られていきます。
ところが2026年現在、AIの進化によってこれまで手作業でやっていた業務の多くを自動化できる時代になっています。須崎自身も、メルマガ・ブログ・SNS・資料作成・顧客管理をAIで仕組み化したことで、週あたり約15時間の業務時間を削減できました。
この記事では、個人起業家がAIで自動化すべき5つの業務と、それぞれの具体的な活用方法・時短効果を徹底解説します。
この記事でわかること
・個人起業家がAIで自動化すべき5つの業務とその具体的方法
・手動作業 vs AI自動化の時間比較(数値つき)
・「AIに任せていい仕事」と「人間がやるべき仕事」の線引き
・AIクローンで業務全体を仕組み化する方法
なぜ今、個人起業家にAI自動化が必要なのか
まず前提として、なぜ「今」AIによる業務自動化が必要なのかを整理しておきます。
個人起業家の多くは、「売上を上げたい」と思いながらも、日々の運営業務に追われて新しい施策に手を出せないという状態に陥っています。
たとえば、こんな日常に心当たりはないでしょうか。
・朝イチでメルマガを書くのに1時間かかる
・ブログ記事を1本仕上げるのに3〜4時間
・SNSの投稿文を考えるだけで30分以上
・セミナー資料の更新で半日つぶれる
・顧客へのフォローメールを打つ時間がない
これらはすべて「自分がやらなくても成立する業務」です。つまり、AIに任せることで大幅に時間を取り戻せる領域なのです。
特に2026年は、ChatGPTをはじめとするAIツールが「テキスト生成」だけでなく、「ワークフロー全体の自動化」まで対応できるようになりました。単にAIに文章を書かせるだけでなく、業務プロセスそのものを仕組み化できる段階に入っています。
【業務1】メルマガ・ステップメール作成
手動でやると何が大変か
メルマガは個人起業家の集客・教育の要ですが、毎回ゼロから書くのは非常に時間がかかります。ネタ出し、構成、執筆、校正、配信設定…。1通あたり60〜90分かかる人も珍しくありません。
さらにステップメールとなると、10〜20通の連続シナリオを設計する必要があり、数日がかりの作業になります。
AIでどう自動化するか
AIを活用すれば、メルマガ作成のプロセスを大幅に短縮できます。
1. ネタ出しの自動化
自分のビジネスのテーマ・ターゲット情報をAIに渡しておけば、「今週のメルマガのネタ案を5つ出して」と指示するだけで、読者の悩みに刺さるテーマが瞬時に出てきます。
2. 構成・本文の自動生成
テーマが決まったら、「この内容で800文字のメルマガを書いて。口語体で、最後にCTAを入れて」と指示すれば、下書きが数秒で完成します。
3. ステップメールの一括設計
「見込み客が問い合わせから契約に至るまでの7通のステップメールシナリオを設計して」と依頼すれば、全体構成から各通の内容まで提案してくれます。
須崎の場合、メルマガ1通あたりの作成時間が60分から15分に短縮されました。月に8通書くとして、月あたり約6時間の削減です。
【業務2】ブログ記事の執筆・投稿
手動でやると何が大変か
ブログ記事はSEO集客の柱ですが、1記事あたり3〜5時間かかるのが一般的です。キーワード調査、構成案の作成、本文執筆、画像の用意、投稿設定。これを週1〜2本続けるのは、一人で運営している起業家には大きな負担です。
AIでどう自動化するか
1. キーワードリサーチの効率化
「個人起業家 × AI」に関連するロングテールキーワードをAIに洗い出させ、検索意図も同時に分析。記事のターゲットキーワードを短時間で決められます。
2. 構成案の自動生成
キーワードと想定読者を指定すれば、h2・h3の見出し構成を自動で作成。SEOを意識した論理的な記事構造が数分でできます。
3. 本文の下書き生成
構成に沿って各セクションの下書きをAIが生成。自分の文体や過去記事のトーンを学習させておけば、修正も最小限で済みます。
須崎の場合、ブログ1記事あたりの制作時間が4時間から1.5時間に短縮。月4記事の場合、月あたり約10時間の削減になっています。
【業務3】SNS投稿文の生成・予約
手動でやると何が大変か
Instagram、X(旧Twitter)、Threads、Facebook…。複数のSNSに毎日投稿するのは、個人起業家にとって大きな時間的負担です。1投稿あたり15〜30分。これを毎日、しかも複数プラットフォームで行うと、月に10時間以上がSNSだけに消えます。
AIでどう自動化するか
1. 投稿テーマの一括生成
「今月のテーマは"AI活用"。1日1投稿×30日分のネタを出して」と指示すれば、30日分の投稿アイデアが一度に出来上がります。
2. プラットフォーム別の文体変換
同じ内容でも、Instagramなら画像キャプション向き、Xなら140字要約、Threadsなら長文OK。AIに「この内容をXとInstagramとThreadsの3パターンに変換して」と依頼すれば、ワンソースマルチユースが可能です。
3. ハッシュタグ・投稿時間の最適化
ターゲット層に合ったハッシュタグの提案や、エンゲージメントが高い投稿時間帯の分析もAIに任せられます。
須崎の場合、SNS投稿にかけていた時間が1日30分から10分に短縮。月あたり約10時間の削減です。
【業務4】セミナー資料・提案書の作成
手動でやると何が大変か
セミナー資料や提案書は、構成を考えて、スライドを作って、デザインを整えて…と工程が多く、1資料あたり半日〜1日かかることもあります。特に、毎月セミナーを開催している人にとっては大きな時間消費です。
AIでどう自動化するか
1. 構成案の自動設計
「60分のセミナーで"個人起業家のAI活用"をテーマに、初心者向けのスライド構成を作って」と指示すれば、タイトル→問題提起→解決策→事例→まとめ→CTAの流れが自動で設計されます。
2. 各スライドの要点自動生成
構成が決まったら、各スライドのキーメッセージ・箇条書きポイントをAIが生成。あとはスライドツールに流し込むだけです。
3. 提案書のカスタマイズ
ベースとなる提案書テンプレートにAIで個別情報を差し込めば、クライアントごとのカスタマイズ提案書が短時間で完成します。
須崎の場合、セミナー資料の作成時間が5時間から1.5時間に短縮。月2回のセミナー分で月あたり約7時間の削減です。
【業務5】顧客管理・フォローアップメール
手動でやると何が大変か
個人起業家にとって、既存顧客へのフォローアップは売上に直結する重要業務です。しかし、顧客一人ひとりの状況を把握して、適切なタイミングで適切な内容のメールを送るのは非常に手間がかかります。
「あの人にフォローメール送らなきゃ」と思いつつ、日々の業務に追われて後回しにしてしまう…。これは機会損失そのものです。
AIでどう自動化するか
1. 顧客ステータスの自動分類
問い合わせ日・購入日・最終接触日などのデータをもとに、AIが「フォローが必要な顧客リスト」を自動で抽出します。
2. パーソナライズメールの自動生成
顧客の名前・購入商品・過去のやり取りをもとに、一人ひとりに合わせたフォローメールをAIが下書き。テンプレートメールよりも圧倒的に開封率・反応率が高いメールが短時間で作れます。
3. 自動リマインド・ステップフォロー
セミナー参加後のお礼メール → 1週間後のフォローメール → 1ヶ月後の再アプローチ。この一連の流れをAIとツールの組み合わせで自動化できます。
須崎の場合、顧客フォロー業務が週2時間から30分に短縮。月あたり約6時間の削減です。
手動 vs AI自動化:時間比較まとめ
ここまでの5つの業務について、手動で行った場合とAIで自動化した場合の時間比較をまとめます。
| 業務内容 | 手動(月あたり) | AI自動化後(月あたり) | 削減時間 |
|---|---|---|---|
| メルマガ(月8通) | 約8時間 | 約2時間 | ▲6時間 |
| ブログ記事(月4本) | 約16時間 | 約6時間 | ▲10時間 |
| SNS投稿(毎日) | 約15時間 | 約5時間 | ▲10時間 |
| セミナー資料(月2回) | 約10時間 | 約3時間 | ▲7時間 |
| 顧客フォロー | 約8時間 | 約2時間 | ▲6時間 |
| 合計 | 約57時間 | 約18時間 | ▲約39時間/月 |
月に約39時間、つまり約5日分の労働時間が浮く計算です。この時間を、新商品の開発やクライアントとの対話、自分自身の学びに充てることができます。
「AIに任せていい仕事」と「人間がやるべき仕事」の線引き
AI自動化を進めるうえで絶対に間違えてはいけないのが、「何でもAIに丸投げすればいい」わけではないということです。
須崎が実践しているのは、以下の考え方です。
AIに任せるべき仕事(=作業系)
・下書きの生成(メルマガ・ブログ・SNS・資料)
・定型文の作成(お礼メール・リマインド・FAQ回答)
・データの整理・分析(顧客リスト・売上データ)
・リサーチ・情報収集(競合分析・キーワード調査)
・フォーマットの変換(音声→テキスト、長文→要約)
人間がやるべき仕事(=判断系・関係構築系)
・最終的な品質チェックと編集
・ビジネスの方向性・戦略の意思決定
・クライアントとの1対1のコミュニケーション
・自分の経験や価値観に基づくコンテンツの監修
・新しいサービス・商品の企画
この線引きのポイントは、「AIは優秀なアシスタント。最終判断は必ず自分がする」という原則です。
AIに100%任せるのではなく、80%をAIが下準備し、残り20%を人間が仕上げる。この「80:20の法則」で運用することで、品質を落とさずに大幅な時短を実現できます。
AI活用の「80:20ルール」
AIに任せる80%
下書き生成、データ整理、リサーチ、定型文作成、フォーマット変換
人間がやる20%
品質チェック、戦略判断、関係構築、独自の経験の付加、最終承認
AIクローンで業務全体を「仕組み化」する
ここまで紹介した5つの業務のAI自動化。これだけでも十分な時短効果がありますが、さらに一歩進めた方法があります。それが「AIクローン」による業務の仕組み化です。
「ツール活用」と「仕組み化」の違い
ChatGPTやAIツールを使って個別の業務を効率化する。これは「ツール活用」レベルです。悪くはありませんが、毎回自分が指示を出さないと動かないという問題が残ります。
一方、AIクローンによる仕組み化は、自分のビジネスの知識・文体・判断基準をAIに学習させて、自分の分身として業務を回すというアプローチです。
AIクローンで何ができるか
・自分の文体・トーンでメルマガやブログを自動生成
・過去のセミナー内容をベースに新しい資料を自動構成
・顧客からの問い合わせに「自分らしい」回答を下書き
・自分の価値観に合ったSNS投稿を継続的に生成
・新しいコンテンツのアイデアを自分のビジネス文脈で提案
つまり、単発のAI利用を「自動化の仕組み」に変えるのがAIクローンです。
須崎は現在、このAIクローンの構築方法を無料ウェビナーで詳しく解説しています。「AIは使っているけど、まだ仕組みにはなっていない」という方は、ぜひチェックしてみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. AIを使ったことがない初心者でも自動化できますか?
はい、できます。この記事で紹介した5つの業務は、いずれもChatGPTなどの無料ツールから始められるものです。最初は1つの業務(たとえばメルマガの下書き)からスタートし、慣れてきたら他の業務にも広げていくのがおすすめです。須崎のウェビナーでは完全初心者でもステップバイステップで実践できる方法を解説しています。
Q. AIが作った文章って、読者にバレませんか?
ポイントは「AIに丸投げしない」ことです。AIが生成した下書きに自分の経験談、具体的なエピソード、独自の視点を20%加えることで、オリジナリティのある文章に仕上がります。実際に須崎のメルマガやブログもAIを活用していますが、読者から「AIっぽい」と言われたことはありません。
Q. 無料のAIツールでも十分に自動化できますか?
基本的な自動化は無料ツールでも可能です。ChatGPTの無料プランでもメルマガの下書きやSNS投稿文の生成はできます。ただし、本格的に仕組み化したい場合は有料プラン(月$20程度)の方が圧倒的に効率が良いです。月20ドルで月39時間の時短ができるなら、投資対効果は非常に高いと言えます。
Q. 顧客管理の自動化にはどんなツールが必要ですか?
最もシンプルなのは、Googleスプレッドシート+AIの組み合わせです。スプレッドシートに顧客データを管理し、AIでフォローメールの文面を生成する。さらに進めたい場合は、UTAGEなどのマーケティング自動化ツールと連携させることで、ステップメールの自動配信まで仕組み化できます。
まとめ
この記事では、個人起業家がAIで自動化すべき5つの業務を解説しました。
メルマガ、ブログ、SNS、セミナー資料、顧客管理。これらはいずれも「自分でやらなくてもいい作業」であり、AIに任せることで月に約39時間の業務時間を削減できます。
ただし、AIは「優秀なアシスタント」であって「自分の代わり」ではありません。80%をAIに任せ、20%を自分で仕上げる。この「80:20ルール」を守ることで、品質を保ちながら時間を大幅に取り戻せます。
そして、さらに一歩進めたい方は「AIクローン」による業務全体の仕組み化がおすすめです。自分のビジネスの知識・文体・価値観を学習させたAIが、自分の分身として業務を回してくれます。
この記事のポイントまとめ
・メルマガ・ブログ・SNS・資料作成・顧客管理の5業務はAIで自動化できる
・手動 vs AI自動化で、月あたり約39時間(約5日分)の時間を削減可能
・AIは80%の下準備、人間は20%の仕上げ。この「80:20ルール」が成功の鍵
・単発のAI活用からさらに進めるなら「AIクローン」で業務全体を仕組み化




