オートウェビナーを導入したのに、思ったように売れない。
「やっぱり自分には向いてないのかな…」と諦めかけている方、ちょっと待ってください。
オートウェビナーで失敗する人には、共通のパターンがあります。逆に言えば、そのパターンを避ければ成功確率は大きく上がるんです。
この記事では、僕自身の失敗経験と、100社以上の事例から見えてきた「失敗パターン」を5つ紹介します。
失敗パターン1:いきなり完璧を目指す
これ、一番多い失敗です。
「スライドを完璧にしてから…」
「台本を何度も書き直して…」
「照明と音声にこだわって…」
気持ちはわかります。でも、完璧を目指すと永遠にリリースできません。
なぜダメなのか
- 市場の反応を見ないまま時間だけが過ぎる
- 「自分が思う完璧」と「お客さんが求めるもの」は違う
- 改善のデータが取れない
改善策:30点でGOする
まず最低限のクオリティでリリースして、データを取りながら改善する。これが正解です。
僕の場合、最初のオートウェビナーは:
- スライドはシンプルな文字だけ
- 撮影はZoomの録画機能
- 編集はほぼなし
それでも反応を見て改善を重ねた結果、成約率は上がっていきました。
注意
「30点でGO」は「手抜きでいい」という意味ではありません。「完璧を待たずに、まず市場に出す」という意味です。
失敗パターン2:ライブ感がゼロ
オートウェビナーは録画ですが、視聴者には「ライブ感」を感じてもらう必要があります。
ライブ感がないと:
- 「後で見よう」と離脱される
- 集中して見てもらえない
- 緊急性を感じてもらえない
ライブ感を出す5つのテクニック
1. 開始時間を固定する
「いつでも見れる」ではなく「19時開始」のように時間を決める。これだけでライブ感が出ます。
2. カウントダウンを表示する
開始前にカウントダウンタイマーを表示。「もうすぐ始まる」という期待感を演出。
3. チャット風の演出を入れる
「〇〇さんが参加しました」のような通知を画面に出す。
4. 限定オファーに時間制限をつける
「このウェビナー終了後30分以内の申込みで特典」のように、緊急性を作る。
5. 録画っぽい言い回しを避ける
「今日は」「今から」「リアルタイムで」など、ライブを意識した言葉を使う。
失敗パターン3:価値提供が足りない
「オートウェビナー=セールス動画」と勘違いしている人がいます。
これは大きな間違いです。
売り込みばかりのウェビナーは:
- 途中で離脱される
- 「この人は売りたいだけ」と思われる
- 信頼を失う
改善策:7割は価値提供に使う
90分のウェビナーなら:
- 60分:価値提供(ノウハウ、事例、考え方)
- 20分:商品紹介
- 10分:Q&A
「無料でここまで教えてくれるの?」と思わせることが重要です。
失敗パターン4:フォローアップがない
オートウェビナーを見ても、その場で申し込まない人がほとんどです。
データで見ると:
- ウェビナー中に申込む人:20〜30%
- フォローアップで申込む人:30〜50%
- 申込まない人:30〜40%
つまり、フォローアップをしないと半分以上の成約を逃すことになります。
効果的なフォローアップの流れ
ウェビナー終了直後
- サンクスメール送信
- アーカイブ動画の案内(期限付き)
翌日
- 「昨日のウェビナーいかがでしたか?」
- よくある質問への回答
2〜3日後
- お客様の声・事例紹介
- 「迷っている方へ」メッセージ
締切前日
- 最終案内
- 特典の再確認
締切当日
- ラストコール
- 「今日で終了です」
ポイント
フォローアップは「しつこい」のではなく「親切」です。本当に必要な人に情報を届けるためにやるもの。
失敗パターン5:データを見ていない
オートウェビナーは「作って終わり」ではありません。データを見て改善し続けることが必要です。
最低限見るべき3つの数字
1. 視聴維持率
何分まで見られているか。途中で離脱されているなら、その部分に問題があります。
- 目安:60%以上なら合格
- 改善策:離脱ポイントの内容を見直す
2. 最後まで視聴した人の割合
セールスパートまで到達しているか。ここが低いと成約は出ません。
- 目安:40%以上なら合格
- 改善策:前半の内容を濃くする、長さを調整する
3. 申込み率(CVR)
視聴した人のうち、何%が申込んだか。
- 目安:3〜10%(商品単価による)
- 改善策:オファー内容、価格、特典を見直す
改善サイクルの回し方
- 1週間〜2週間データを取る
- 問題点を特定する
- 1箇所だけ修正する
- また1週間データを取る
- 繰り返す
一度に複数箇所を変えると、何が効果があったのかわからなくなります。1回1改善が鉄則です。
まとめ:失敗を避けて成功確率を上げる
オートウェビナーで失敗する人の共通点をまとめます:
5つの失敗パターン
- 1. いきなり完璧を目指す → 30点でGO、データを取りながら改善
- 2. ライブ感がゼロ → 時間固定、カウントダウン、限定オファー
- 3. 価値提供が足りない → 7割は価値提供、出し惜しみしない
- 4. フォローアップがない → 5日間のメールシーケンスを組む
- 5. データを見ていない → 視聴維持率、完走率、CVRをチェック
これらを避けるだけで、オートウェビナーの成功確率は大きく上がります。
もし今オートウェビナーがうまくいっていないなら、この5つのどれかに当てはまっていないかチェックしてみてください。
原因がわかれば、改善策も見えてきます。







