「起業したいけれど、何から始めればいいかわからない」「ビジネスの基本を体系的に学びたい」。そんな思いを持つ方は多いのではないでしょうか。
今回は、須崎が実際に読んで「これだけは絶対に読んでおいてほしい」と断言できる15冊を、カテゴリ別に厳選してご紹介します。
この記事でわかること
・起業家としての「考え方の土台」を作るマインドセット本4選
・ビジネスの生命線「売る力」を身につけるマーケティング本3選
・実際にビジネスを立ち上げるための起業・戦略本4選
・人を動かし信頼を築くリーダーシップ本2選
・成長し続けるための自己成長・習慣本2選
マインドセット・思考法
まずは、起業家としての「考え方の土台」を作る本からご紹介します。ビジネスのテクニックよりも先に、この思考法を身につけておくことが大切です。
7つの習慣 ── スティーブン・R・コヴィー
全世界で4,000万部以上を売り上げた、自己啓発書の最高峰です。「主体的である」「終わりを思い描くことから始める」「最優先事項を優先する」など、人生とビジネスの両方に通じる原則が体系的にまとまっています。
須崎がこの本から一番学んだのは「影響の輪」と「関心の輪」の考え方です。自分がコントロールできることに集中し、できないことは手放す。起業初期は不安なことだらけですが、この原則を知っているだけで行動の質が変わります。
嫌われる勇気 ── 岸見一郎・古賀史健
アドラー心理学をわかりやすく解説した大ベストセラーです。「他者の評価を気にしない」「課題の分離」「自分の人生を生きる」など、起業家のメンタルを強くしてくれる考え方が対話形式で学べます。
起業すると、周りから「やめたほうがいい」「うまくいくわけがない」と言われることがあります。そんなとき、この本の「他者の課題と自分の課題を分離する」という教えが大きな支えになります。須崎も起業当初、この考え方に何度も助けられました。
チーズはどこへ消えた? ── スペンサー・ジョンソン
変化を恐れずに行動することの大切さを教えてくれる寓話です。わずか100ページほどの薄い本ですが、メッセージの破壊力は抜群。2匹のネズミと2人の小人が「チーズ」を探す物語を通じて、変化への対応力を学べます。
起業とは「変化を自ら起こす行為」そのものです。会社員という安定を手放して新しい世界に踏み出すとき、この本が背中を押してくれます。須崎は今でも、何か大きな決断をする前にこの本を読み返すことがあります。
思考は現実化する ── ナポレオン・ヒル
500人以上の成功者への取材をもとに、「成功の哲学」を体系化した古典的名著です。目標設定、信念の力、マスターマインド(協力者のグループ)など、成功に必要な要素がすべて詰まっています。
「明確な目標を紙に書き、毎日読み上げる」というシンプルな教えですが、これを実践するだけでビジネスの方向性がブレなくなります。須崎も起業時に目標を紙に書き出すことから始めました。タイトルの通り、思考を明確にすることが現実を変える第一歩です。
マーケティング・セールス
次に、ビジネスの生命線である「売る力」を身につけるための本をご紹介します。どんなに良い商品やサービスがあっても、届けるスキルがなければビジネスは成り立ちません。
影響力の武器 ── ロバート・B・チャルディーニ
社会心理学の名著です。「なぜ人はYESと言ってしまうのか」を、返報性・コミットメントと一貫性・社会的証明・好意・権威・希少性の6つの原理で解き明かしています。
マーケティングやセールスの本はたくさんありますが、この本はその「根っこ」にある人間心理を教えてくれます。ランディングページの構成、メルマガの書き方、セールストークなど、あらゆる場面でこの6つの原理が活きてきます。起業家なら必読の一冊です。
ハイパワー・マーケティング ── ジェイ・エイブラハム
「マーケティングの天才」と呼ばれるジェイ・エイブラハムの代表作です。売上を上げる方法を「顧客数を増やす」「客単価を上げる」「購入頻度を上げる」の3つに分解し、それぞれの具体的な戦略を示しています。
この「売上の3要素」というフレームワークは、須崎がコンサルティングでも必ず使っている考え方です。何をすれば売上が上がるのかが明確になるので、闇雲にSNSを頑張ったり広告を出したりする前に、まずこの本で全体像をつかむことをおすすめします。
地上最強の商人 ── オグ・マンディーノ
世界中で読まれている名著中の名著です。2000年以上前を舞台にした物語形式で、「売る」ことの本質が学べます。10の巻物に書かれた教えを毎日繰り返し読むという独自の読み方も特徴的です。
「今日、須崎は新しい人生を始める」。この本を読むと、毎朝そんな気持ちで一日をスタートできるようになります。テクニックではなく、商売人としての心構えを教えてくれる本です。起業する前にこの本を読んでおくと、商売への向き合い方が変わります。
起業・ビジネス戦略
ここからは、実際にビジネスを立ち上げ、成長させるための実践的な本をご紹介します。
金持ち父さん貧乏父さん ── ロバート・キヨサキ
「お金のために働く」のではなく「お金に働いてもらう」という考え方を教えてくれる世界的ベストセラーです。資産と負債の違い、キャッシュフローの考え方など、お金のリテラシーが身につきます。
この本が教えてくれる最大のポイントは「ラットレースから抜け出す」という概念です。会社員として給料をもらい、その給料で生活費を払い続ける生き方ではなく、ビジネスオーナーや投資家として収入の仕組みを作る。須崎が起業を決意した原点とも言える一冊です。
ゼロ・トゥ・ワン ── ピーター・ティール
PayPalの共同創業者であるピーター・ティールが書いた、スタートアップの本質を突いた一冊です。「競争するな、独占せよ」「1からnではなく、0から1を目指せ」というメッセージは、起業家の常識を覆します。
多くの起業家は既存のビジネスを改良しようとしますが、ティールは「まだ誰もやっていないことをやれ」と説きます。須崎も新しいサービスを考えるとき、「これは本当に0→1なのか、それとも1→nの改良なのか」と自問するようにしています。視座が上がる本です。
はじめの一歩を踏み出そう ── マイケル・E・ガーバー
原題は『The E-Myth Revisited』。「なぜ多くのスモールビジネスは失敗するのか」を明確に解き明かした本です。職人・マネージャー・起業家という3つの人格のバランスが重要だと説いています。
多くの人が「パン作りが得意だからパン屋を開こう」と考えますが、パンを焼くスキルとパン屋を経営するスキルはまったく別物です。この本は、技術者が起業するときに陥りがちな罠を教えてくれます。須崎の周りでも、この視点を持っているかどうかで成功率が大きく変わっています。
ビジョナリー・カンパニー ── ジム・コリンズ
時代を超えて成長し続ける「偉大な企業」の共通点を、膨大な調査データをもとに分析した経営書の名著です。「時を告げるのではなく、時計を作る」「ANDの才能」など、本質的な経営哲学が詰まっています。
個人起業家にとっても学びは多いです。特に「基本理念を持ち、それを軸にビジネスを組み立てる」という考え方は、ブレないビジネスを作る上で不可欠です。規模に関係なく、自分のビジネスの「理念」を明確にしたい方におすすめします。
リーダーシップ・人間力
ビジネスが成長すると、人との関わりがますます重要になります。ここでは、人を動かし、信頼関係を築くための本をご紹介します。
人を動かす ── デール・カーネギー
1936年の初版以来、全世界で1,500万部以上を売り上げた不朽の名著です。「人に好かれる6原則」「人を説得する12原則」「人を変える9原則」など、対人関係の原理原則が網羅されています。
起業家は一人では何もできません。お客様、パートナー、外注先、すべての関係者との信頼関係がビジネスの基盤になります。須崎がこの本で最も大切にしている教えは「相手の立場に身を置く」こと。シンプルですが、これができるかどうかでビジネスの結果は大きく変わります。
教える技術 ── 石田淳
行動科学マネジメントをベースに、人材育成の方法を具体的に解説した本です。「教えるとは何か」「なぜ人は動かないのか」を科学的に分析し、再現性のある育成メソッドを提示しています。
起業してスタッフを雇ったとき、「なぜ言った通りにやってくれないのか」と悩む方は多いです。この本を読むと、問題は相手ではなく「教え方」にあることに気づけます。須崎もチームを作る際にこの本の考え方を取り入れています。
自己成長・習慣
最後に、起業家として成長し続けるための「習慣」と「自分との向き合い方」に関する本をご紹介します。
夢をかなえるゾウ ── 水野敬也
インドの神様「ガネーシャ」が関西弁でビジネスと人生の教えを説くというユニークな設定の自己啓発小説です。物語形式で読みやすく、それでいて中身は非常に実践的です。
「靴を磨く」「コンビニでお釣りを募金する」など、ガネーシャが出す課題は一見簡単なものばかりですが、これらを実際にやってみると自分の中で何かが変わっていきます。ビジネス書が苦手という方にも、最初の一冊としておすすめです。
エッセンシャル思考 ── グレッグ・マキューン
「より少なく、しかしより良く」をテーマに、本当に大切なことだけに集中する方法を教えてくれる本です。起業すると「あれもこれもやらなければ」とタスクに追われがちですが、この本がその状況を打破してくれます。
須崎がこの本から学んだ最大の教訓は「やらないことを決める勇気」です。SNSも、ブログも、広告も、全部やろうとすると全部が中途半端になります。自分のビジネスにとって本質的に重要なことは何か。この問いを常に持つことで、限られた時間とエネルギーを最大限に活かせるようになります。
よくある質問
Q. 15冊もあると、どれから読めばいいか迷います。最初の1冊はどれがおすすめですか?
迷ったら『チーズはどこへ消えた?』から始めるのがおすすめです。100ページほどで読みやすく、それでいて起業に必要な「変化を恐れない」マインドが身につきます。短時間で読めるので、忙しい方でも一気に読み切れます。
Q. 全部読まないと起業は難しいですか?
全部読む必要はありません。まずは気になった1冊を手に取ることが大切です。ただ、マインドセット系(7つの習慣 or 嫌われる勇気)とマーケティング系(影響力の武器 or ハイパワー・マーケティング)から1冊ずつ読むと、バランスよく学べます。
Q. 読んだ知識をビジネスに活かすコツはありますか?
「読む→1つだけ実践→また読む」のサイクルが最も効果的です。1冊読んだら、そこから1つだけ行動に移してみてください。全部を一度に実践しようとすると挫折しやすいので、1つずつが大切です。
まとめ
この記事のポイントまとめ
・マインドセット:7つの習慣、嫌われる勇気、チーズはどこへ消えた?、思考は現実化する
・マーケティング:影響力の武器、ハイパワー・マーケティング、地上最強の商人
・起業・ビジネス:金持ち父さん貧乏父さん、ゼロ・トゥ・ワン、はじめの一歩を踏み出そう、ビジョナリー・カンパニー
・リーダーシップ:人を動かす、教える技術
・自己成長:夢をかなえるゾウ、エッセンシャル思考
・読んだら「1つだけ実践」のサイクルで知識を行動に変えよう


