税理士の仕事がAIでなくなるかとは、記帳や試算などの作業と、確認・判断・責任を負う仕事を分けて考える問いです。
この記事でわかること
・税理士の仕事のうち、AIが代わりにできる作業
・実例:AIに来年の税金を試算させた場面(時刻つき)
・AIの試算で見えた「人が確認すべき場所」
・税理士さんがAIクローンを使うときの始め方
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結論:今回の実演では、作業はAIに任せられ、確認は人が必要でした
今回の実演では、試算の下書きまでAIが組み立てました。一方で、材料の一部が確定した数字ではありませんでした。材料が正しいかを確かめ、その結果で動いてよいかを決めるのは、人の役目です。税理士の業務の範囲は、国税庁の税理士制度の説明で確認できます。
実例:AIに来年の税金を試算させた
2026年9月7日の午後、Claude Codeのデスクトップアプリに頼んだ場面です。金額はすべて伏せています。
| 時刻 | やりとり |
|---|---|
| 14:47 | 音声入力で「ちょっとfreeeで見てほしいんだけど、このままいったら来年の税金どうなるの?」と依頼 |
| 14:52 | 今年の利益の着地を3つの見込みに分け、来年の税金と社会保険料を足した額を並べて返答 |
| 14:54 | 8月以降がfreeeの数字ではないと分かり、「え、なんでAPIで入れないの?」と返す |
| 14:58 | AIが接続の不備を直し、freeeの数字で試算を引き直して返答 |
今回の実演では、最初の試算の下書きが約5分で返りました。見込みを3つに分けて並べる作業は、AIが自分で組み立てています。
AIの試算で見えた「人が確認すべき場所」
8月以降がfreeeの数字でなかったのは、freeeにつなぐ設定が切れていたからです。AIはそのことを返答の中で自分から書いていました。だから気づけましたが、書かれていなければ、入金記録ベースの数字をそのまま信じていた可能性があります。
AIが得意なこと:数字を集める・見込みを分けて並べる・質問に続けて答える
人が確認すること:材料が確定した数字か・制度の当てはめが正しいか・その結論で動いてよいか
同じ会話では、共済に入るメリットや備品の購入、広告費、保険が税金に関係するかまで質問が続きました。どれも試算や論点の整理にはなります。ただし、ここで出た試算はAIの見立てです。最終的な税金は税理士さんと確認します。
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| 区分 | 例 | AIとの関係 |
|---|---|---|
| 作業 | 集計・試算の下書き | 今回の実演ではAIが組み立てた |
| 確認 | 材料が確定した数字か | 今回はAIの記載をもとに人が気づいた |
| 最終確認 | 最終的な税金 | 税理士さんと確認する |
今回の体験で言えるのは、AIの試算は速くても、材料の確認が欠かせなかったという点までです。税理士の仕事全体がどう変わるかは、この1回の実演からは言い切れません。
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手順:税理士さんがAIクローンを使い始める
手順1:繰り返している作業を書き出す。毎回同じ手順で進めている作業を思いつくまま並べます。
手順2:作業ごとに「使う資料」「確認する点」「AIに決めさせないこと」を書く。今回の実演でも、材料の限界をAIが返答に書いていたことが確認のきっかけになりました。
手順3:AIの出力を点検し、指摘をファイルに残す。指摘が積み上がるほど、次の出力の精度が上がります。顧問先の情報を扱う場合は、守秘の範囲と保存場所を先に決めます。
よくある質問
税理士の仕事はAIでなくなりますか?
将来のことは言い切れません。今回の実演では、試算の下書きはAIが組み立てましたが、材料の確認と最終的な税金の確認は人が担う必要がありました。
AIに税金の計算を任せても大丈夫ですか?
見立てや論点の整理には使えます。材料が確定した数字かどうかで結論が変わるため、最終的な数字は税理士さんと確認する前提で使います。
士業全般でも同じですか?
この記事は税金の試算の1回の実演に基づいています。ほかの士業の業務については、この記事の範囲外です。
まとめ
この記事のポイント
・今回の実演では、最初の試算の下書きが約5分で返った
・ただし、材料が確定した数字かどうかは人が確かめる
・最終的な税金は税理士さんと確認する
・将来の変化は、1回の実演からは言い切れない
次の一手は、繰り返している作業を1つ選び、手順を文章にすることです。
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