Instagramでフォロワーを増やしたいけど、なかなか伸びない。投稿しても反応が薄い。そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?
実は、2025年1月にInstagramのアルゴリズムが大幅に改定されました。この変更により、フォロワー数に依存せず、オリジナルコンテンツが優遇される時代になったんです。つまり、今こそ新規参入のチャンスです。
この記事では、2025年最新のInstagramアルゴリズムを踏まえた、フォロワー獲得から収益化までの実践的な運用手法を解説します。初心者でも0から1000フォロワーまで到達できる、具体的な行動計画をお伝えします。
2025年のInstagramアルゴリズムが大きく変わった
2025年1月、Instagramのアルゴリズムに大幅な改定が加えられました。この変更により、Instagram運用の常識が大きく変わったんです。
主な変更点は3つ
1. オリジナルコンテンツが優遇される
フォロワー数に依存せず、独自性の高いコンテンツが優先的に表示されるようになりました。リポストされたコンテンツよりも、あなた自身が作ったコンテンツが評価される時代になったということです。
2. 新規アカウントにチャンスが広がった
新規アカウントでも、最初の10投稿のリーチ数が2倍になるとされています。つまり、フォロワー外へのリーチチャンスが大幅に増えたんです。
3. 「親密度」が最重要指標になった
Instagramが最も重要視している指標が「親密度(Relationship)」です。投稿した人と閲覧ユーザーがどれだけ親密な関係性にあるかを測る指標で、コメントやDMでのやり取りが多い人同士は親密度が高いと判断されます。
エンゲージメントの重要性が増した
アルゴリズムは、ユーザーの「いいね」「コメント」「保存」「シェア」などの反応を重要視しています。特に注目すべきは、「保存」や「シェア」です。
- 保存:「後で見返したい」という強い関心の証
- シェア:「誰かに教えたい」という価値の証明
- いいね:気軽な好意のシグナル
- コメント:深い関心の表れ
「保存」や「シェア」は、「いいね」や「コメント」よりもコンテンツの価値を示す強いシグナルとして扱われます。エンゲージメントが高いと、フォロワー以外のおすすめタブなどに表示されやすくなります。
フォロワーを増やす3つのステップ
ユーザーがあなたのフォロワーになるまでには、3つのステップがあります。この流れを理解すると、どこに問題があるのかが見えてきます。
ステップ1:発見(リーチ)
まず、あなたの投稿がユーザーの目に触れる必要があります。これが「リーチ」です。
リーチを増やす方法:
- リール動画を活用:フォロワー外のユーザーにアプローチできる最強ツール
- ハッシュタグを戦略的に使う:大・中・小のテーマをバランス良く組み合わせる
- 発見タブに表示される:エンゲージメントが高い投稿は発見タブに優先表示される
ステップ2:興味関心(エンゲージメント)
投稿を見たユーザーが「いいね」「保存」「コメント」などのアクションを起こす段階です。
エンゲージメントを高める方法:
- 冒頭でインパクトを与える:最初の1秒でビフォーアフター、感動、共感を呼ぶビジュアルを配置
- 保存を促すコンテンツ:「〇〇を使ったレシピ5選」など、後で見返したい有益情報を提供
- コメント欄への誘導:「詳細はコメントへ」と記載し、再生時間を伸ばす
ステップ3:フォロー(行動)
最終的にフォローボタンを押してもらう段階です。最近のトレンドとして、「投稿→直接フォロー」の2ステップでフォローが決定される傾向が強まっています。
フォロー率を高める方法:
- 投稿内でフォロー理由を明記:「〇〇な理由でフォローお願いします」と具体的に伝える
- プロフィールの最適化:アカウントの方向性や内容が一目で分かる自己紹介文を設定
- 統一感のあるサムネイル:トンマナ(トーン&マナー)が整った視覚的な統一感を保つ
親密度を高める3つの施策
2024年から2025年にかけてのInstagramの最新トレンドは、ファン化できる(信頼関係を築ける)アカウントが優遇されるという方向性です。親密度を高めるために、以下の3つの施策が効果的です。
施策1:DMを積極的に活用する
Instagramの事業責任者であるアダム氏も、DMでのやり取りをかなり大切だと打ち出しており、DMは機能ランキングで第1位に位置づけられています。
DMの具体的な使い方:
- 積極的な返信:フォロワーからのコメントやDMには積極的に返信し、双方向のコミュニケーションを心がける
- 販売動線の構築:商品に興味を持ったユーザーに対して、DM機能を使って直接リンクを送る
- 自動応答ツールの活用:「iステップLG」のような自動応答ツールを活用し、DMでのやり取りを効率化
頻繁にDMを送り合っているアカウントの投稿は、フィードやストーリーズで優先的に表示される傾向があります。
施策2:ストーリーズで会話を促進する
ストーリーズは、Instagramの成長を後押ししてきた機能としてDMに次いで重要視されています。
ストーリーズの活用方法:
- 投稿の認知拡大:フィード投稿やリール動画を投稿した際は、ストーリーズでシェアする
- 質問やアンケート機能:質問やアンケートスタンプ機能を使って会話を促進する
- ファン化コンテンツ:共感や感動を引き起こす「エモい」リールやトークリールで感情を動かす
- ハイライトへの整理:24時間で消える情報も、ハイライトにまとめて長期間閲覧可能にする
施策3:ブロードキャストチャンネルを活用する
ブロードキャストチャンネルは、DMやストーリーズと同じくらい重要な機能として注目されています。Instagram上で公式LINEやメルマガのような役割を果たします。
ブロードキャストチャンネルのメリット:
- 濃いファンへの効率的なアプローチ:フォロワーから一歩進んだ「より濃いファン」が集まる
- 親密度の証明:このチャンネルの人数は、アカウントがフォロワーと親密な関係を築いていることの証明になる
- 一斉配信機能:メンバーに向けて、メッセージや動画、アンケートを一斉にDMとして送れる
- コストメリット:LINEやメルマガと異なり、現在のところ無料で何通でも配信できる
0→1000フォロワーの具体的行動計画
フォロワー1,000人までの道のりは、正直に言って「最も大変で難しい段階」です。しかし、ここを乗り越えれば、その後のフォロワー増加は格段に楽になります。
初期設定(アカウント開設時)
やるべきこと5つ:
- 目的とゴールを明確にする:認知度向上、集客、売上など、なぜInstagramマーケティングを行うのかを明確にする
- プロアカウントへの切り替え:無料で個人アカウントから「プロアカウント」に切り替え、インサイト機能を活用する
- コンセプトとターゲットの決定:誰に向けて発信するのか(ペルソナ)を明確にする
- ロールモデルの選定:半年で1万フォロワーを達成しているアカウントを探し、お手本に設定する(理想は180投稿以内で1万フォロワー)
- プロフィールの設計:自己紹介文にアカウントの方向性を明記し、名前欄には「アカウントの内容が一発で分かるキャッチコピー」を優先する
最初の60〜100投稿で何をすべきか
この初期フェーズでは、ジャンル認知(Instagram側があなたのアカウントのテーマを正しく認識すること)を確立するために、投稿量を増やすことが非常に重要です。
行動計画:
- 量にこだわる:60投稿から100投稿を目安に、毎日1投稿を目指す
- 情報フォーカスの投稿を徹底:「誰が言っているか」よりも「何を言っているか」が重要
- 季節性やトレンド性があるもの(クリスマス、正月、花見など)
- 実用性やエンタメ性のあるもの(ハウツー記事、面白い動画)
- 競合の人気投稿を分析し、横展開する
- リーチとフォロー率を意識した投稿設計:投稿を見てすぐにフォローするユーザーが増えているため、投稿単体でフォローを促す設計が必要
ハッシュタグの具体的な選び方
ハッシュタグは、フォロワー外のユーザーにリーチするための重要なツールです。投稿ボリューム(件数)に応じて、大・中・小のテーマをバランスよく組み合わせるのが効果的です。
| カテゴリ | 投稿ボリュームの目安 | 目的と使い方 |
|---|---|---|
| 大テーマ(ビッグタグ) | 10万件以上 | ジャンル認知が主目的。Instagramに投稿内容を認識させる。上位表示は困難。 |
| 中テーマ(ミドルタグ) | 1万〜10万件 | 投稿内容を具体的に伝え、ターゲットユーザーにリーチする。 |
| 小テーマ(スモールタグ) | 数千〜1万件 | 流入経路の確保が主目的。競合が少なく、フォロワー外の露出を増やす。 |
具体例(ダイエットレシピを投稿する場合):
- ジャンル認知用(ビッグタグ):#ダイエット、#痩せる(2〜3個)
- 流入経路用(スモール/ミドルタグ):#ダイエットレシピ、#低カロリーレシピ、#ダイエット野菜レシピ(3個程度)
関連性が高いものを10〜15個程度に抑えるのが推奨されます。
リール動画の作り方
リール動画は、フォロワー外のユーザーにアプローチする上で最も強力な機能です。
リール動画のテクニック:
- 動画冒頭の数秒にこだわる:
- 投稿の内容を2〜3秒のダイジェストでまとめる
- 閲覧したくなるようなキャッチーな言葉を最初に持ってくる
- 再生時間を伸ばす工夫:
- 「詳細はコメントへ」などの文言を動画に入れ、コメント欄を閲覧させる
- 視聴完了率を高めるために、短い動画を作成する
- 保存を促すコンテンツ:
- 「シークレットセール情報」や「〇〇を使ったレシピ5選」など、後で見返したいと思わせる有益なコンテンツを提供
効果的な投稿時間の見つけ方
フォロワーがInstagramを最も利用している時間帯を狙いましょう。
一般的な傾向:
- 20時〜22時台:土日平日共通で最もアクティブ(夕食後から就寝前)
- 平日のランチタイム(12時台):スキマ時間に短尺コンテンツが見られやすい
- 早朝(5時〜7時台):通勤・通学時間帯
- 金曜・土曜の23時以降:深夜もアクティブ率が高い
最適な投稿時間の分析方法:
- プロフィールから「プロフェッショナルダッシュボード」にアクセス
- 「合計フォロワー」をタップ
- 一番下までスクロールして「最もアクティブな時間」を確認
- 「時間」や「曜日」で切り替えて分析
まとめ:今日から始める3つのアクション
2025年のInstagramは、フォロワー数に依存せず、オリジナルコンテンツが優遇される時代になりました。親密度を高めることが最も重要な指標です。
今日から始める3つのアクション:
- プロアカウントに切り替える:インサイト機能を活用して、フォロワーの属性や投稿のパフォーマンスを分析する
- ロールモデルを見つける:あなたの発信ジャンルで半年で1万フォロワーを達成しているアカウントを探し、お手本に設定する
- 毎日1投稿を60〜100投稿続ける:ジャンル認知を確立するために、まずは投稿量を増やす
Instagram運用は、アルゴリズムを理解し、正しい戦略で継続することが成功の鍵です。最初の1000フォロワーまでが最も大変ですが、この記事で紹介した施策を実践すれば、確実に成果が出ます。
まずは30点でGO!完璧を目指さず、まず動かすことが大切です。今日から、あなたのInstagram運用を始めましょう。







