「ウェビナーをやりたいけど、何をどの順番で話せばいいのか分からない」
これは、初めてウェビナーに挑戦する方から最も多く寄せられる悩みです。60分や90分のセミナーは情報が多くてまとめるのが大変ですし、かといって10分では内容が薄くなってしまいます。
結論から言うと、30分のウェビナーは初心者にとって最もバランスの良い長さです。視聴者の集中力が続く範囲で、しっかりと価値を伝え、オファーまで持っていくことができます。
この記事では、須崎が実際に使っている30分ウェビナーの7パート構成テンプレートを、各パートの時間配分・話す内容・注意点まで含めて完全公開します。
この記事でわかること
・30分ウェビナーの7パート構成と各パートの時間配分
・各パートで「何を」「どう話すか」の具体的な内容
・30分で失敗しないための5つの注意点(NG/OK比較表つき)
・60分・90分ウェビナーとの違いと使い分け
・スライド枚数の目安と全体の流れ
30分ウェビナーが初心者に最適な理由
ウェビナーの長さは、短すぎても長すぎてもうまくいきません。須崎が初心者の方に30分をおすすめする理由は3つあります。
1. 視聴者の集中力が持続する
人間の集中力は20〜30分がピークと言われています。30分なら、最後まで離脱されにくいウェビナーが作れます。
2. 準備のハードルが低い
60分のウェビナーだと、スライドを30枚以上用意して、話す内容も大量に準備する必要があります。30分なら、スライド15〜20枚、話す内容もコンパクトにまとめられるので、初めてでも作りきれます。
3. オートウェビナーとの相性が抜群
録画して自動配信する「オートウェビナー」にする場合、30分の短さが大きなメリットになります。視聴完了率が高くなるため、最後のオファーまで見てもらえる確率がぐっと上がります。
30分ウェビナーの全体構成(7パート)
・パート1: つかみ(2分)
・パート2: 問題提起(3分)
・パート3: 原因(3分)
・パート4: 解決策(12分)★メインパート
・パート5: 証拠(3分)
・パート6: オファー(5分)
・パート7: まとめ(2分)
合計:30分
では、各パートの詳細を順番に解説していきます。
【パート1】つかみ(2分)── 最初の一言で惹きつける
つかみのパートでやるべきことは、たった3つです。
1. 得られることを1文で伝える
「今日の30分で、ウェビナーの構成テンプレートが手に入ります」のように、視聴者が得られるメリットを冒頭で宣言します。
2. 簡単な挨拶
「こんにちは、〇〇の△△です」だけで十分です。
3. 自己紹介は肩書き+実績1つだけ(15秒)
「〇〇コンサルタントとして、これまで200名以上の方をサポートしてきました」──これで十分です。経歴の羅列は不要です。
つかみの黄金フレーズ
・「今日の30分で〇〇が分かります」
・「このセミナーを最後まで見ていただくと、〇〇できるようになります」
・「今日お伝えするのは、須崎が実際に〇〇した方法です」
【パート2】問題提起(3分)── 「それ、私のことだ」と思わせる
つかみで興味を引いたら、次は視聴者の悩みを言語化します。ここで「あ、この人は自分の悩みを分かってくれている」と感じてもらえれば、その後の話を真剣に聞いてもらえます。
やり方はシンプルです。悩みを3つだけ箇条書きで提示してください。
たとえば、ウェビナーのテーマが「集客」であれば:
・SNSを毎日投稿しているのに、お客さんが来ない
・広告を出してみたけど、費用対効果が合わない
・そもそも何から手をつければいいか分からない
そして、最後にこう締めます。
「1つでも当てはまった方は、このセミナーがきっと役に立ちます」
これだけで、視聴者は「自分ごと」としてセミナーを聞く姿勢になります。悩みは3つに絞るのがポイントです。多すぎると焦点がぼやけます。
【パート3】原因(3分)── うまくいかない理由を示す
問題提起で共感を得たら、次は「なぜその悩みが解決しないのか」という原因を伝えます。
ここでのコツは、原因を1つの核心に絞ることです。
「実は、うまくいかない原因は〇〇です」と1つだけ明確に伝えてください。補足として2つ目の原因を軽く触れる程度はOKですが、長く語る必要はありません。
たとえば:
「集客がうまくいかない最大の原因は、『見込み客が求めている情報』と『発信している情報』がズレていることです」
視聴者が「確かに、そうかもしれない…」と感じてくれれば、このパートは成功です。共感が取れればOK。深掘りしすぎないことが、30分ウェビナーでは重要です。
【パート4】解決策(12分)── ここが勝負の3ステップ
解決策のパートは、30分ウェビナーの中で最も重要なパートです。全体の約4割の時間をここに使います。
3ステップに絞る理由
30分のウェビナーで5ステップ以上を解説しようとすると、1つ1つが薄くなり、視聴者の頭にも残りません。3ステップなら、各ステップ4分ずつで余裕を持って解説できます。
各ステップの話し方
各ステップは以下の構成で4分ずつ進めます。
ステップの名前を宣言する(30秒)
「ステップ1は〇〇です」と明確に伝えます。
何をやるかを説明する(2分)
具体的なアクションを伝えます。ただし、ここでは「やり方の詳細」ではなく「何をやるか」にフォーカスしてください。
なぜそれが効果的なのかを補足する(1分)
「なぜこのステップが重要なのか」を1文で補足します。
次のステップへの橋渡し(30秒)
「ステップ1ができたら、次はステップ2です」とスムーズにつなぎます。
解決策パートのポイント
・ステップは必ず3つに絞る(5つは30分では多すぎる)
・各ステップ4分ずつで合計12分
・「何をやるか」は明確に、「やり方の詳細」は軽く
・詳しいやり方は「この後の個別相談で」「教材の中で」と誘導に使える
【パート5】証拠(3分)── 事例で信頼を勝ち取る
解決策を提示したら、次は「その方法で本当にうまくいくのか」という証拠を見せます。
事例は1〜2件に絞るのがコツです。30分のウェビナーで事例を3件も4件も紹介すると、時間が足りなくなります。
事例の伝え方はこのフレーズが効果的です。
「Aさんはこの方法で、〇〇から△△になりました」
たとえば:
「クライアントのBさんは、この3ステップを実践して、月の問い合わせが3件から15件に増えました」
数字があると説得力が格段に上がります。具体的な数字がない場合は、「〇〇の状態から△△の状態に変わった」というビフォーアフターを示すだけでも十分です。
【パート6】オファー(5分)── 「もっと学びたい」を形にする
証拠で信頼を得たら、いよいよオファーです。ここは「もっと詳しく学びたい方へ」という自然な切り替えがポイントです。
オファーパートの伝える順番は以下の通りです。
オファーの5ステップ(5分の内訳)
オファーの伝え方(5分間の流れ)
・得られる未来(30秒): 「この商品を使うと、〇〇な状態になれます」
・サービス内容(1分): 何が含まれているか、箇条書きで簡潔に
・価格+特典(1分): 価格を提示し、今だけの特典があれば伝える
・限定性(30秒): 「本日中のお申込みで〇〇」「先着〇名」など
・申込方法(1分): QRコードを表示し、具体的な手順を案内する
よくある失敗は、いきなり価格から入ってしまうことです。まず「得られる未来」を見せてから価格を提示することで、視聴者は「この投資で〇〇が手に入るなら」と前向きに考えやすくなります。
また、申込方法はQRコードを画面に表示するのがおすすめです。「画面に表示されているQRコードをスマホで読み取ってください」と案内すれば、スムーズに誘導できます。
【パート7】まとめ(2分)── 最後の印象を決める
最後の2分で、視聴者の記憶に残る締めくくりを行います。
1. 今日の3ステップを1スライドで振り返り(1分)
3ステップのタイトルを1枚のスライドにまとめて表示し、「今日お伝えしたのはこの3つでした」と振り返ります。
2. 1つだけアクションを提示する(30秒)
「まずは〇〇だけやってみてください」と、最初の一歩を具体的に伝えます。やることを1つに絞ることで、視聴者が行動しやすくなります。
3. お礼で締める(30秒)
「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました」とシンプルにお礼を伝えて終了です。
30分で失敗しないための5つの注意点
| NG(やりがちな失敗) | OK(正しいやり方) |
|---|---|
| 自己紹介に3分以上使う | 15秒で終わらせる |
| ステップを5つ以上出す | 3つに絞る |
| 「ちなみに〜」で脱線する | スライドに沿って進める |
| Q&Aコーナーを設ける | 30分では省略(個別対応に回す) |
| スライド30枚以上 | 15〜20枚が目安 |
特に注意してほしいのが、「ちなみに〜」の脱線です。話しているうちに「あ、これも伝えたい」と思うことが必ず出てきますが、30分ウェビナーでは我慢してください。スライドに書いてあること以外は話さない、くらいの気持ちでちょうど良いです。
また、Q&Aコーナーは30分では設けないのが鉄則です。質問に答え始めると、1問で3〜5分は消費してしまいます。質問は「個別相談で承ります」「メールでお送りください」と案内すれば問題ありません。
60分・90分のウェビナーとの違い
30分のテンプレートが理解できたところで、長いウェビナーとの違いも押さえておきましょう。
| 項目 | 30分 | 60分 | 90分 |
|---|---|---|---|
| ステップ数 | 3ステップ | 5ステップ | 5〜7ステップ |
| 事例数 | 1〜2件 | 3〜4件 | 5件以上 |
| Q&A | なし | 5〜10分 | 10〜15分 |
| スライド枚数 | 15〜20枚 | 25〜35枚 | 40〜50枚 |
| オファー時間 | 5分 | 10分 | 15分 |
| 向いている商品 | 低〜中価格帯 | 中〜高価格帯 | 高額商品 |
| オートウェビナー適性 | 非常に高い | 高い | やや低い |
30分ウェビナーの最大の強みは、オートウェビナーとの相性が抜群なことです。録画して自動配信する場合、長すぎるウェビナーは途中で離脱されがちですが、30分なら最後まで見てもらえる確率が高くなります。
まずは30分で作って、内容に手応えを感じたら60分版に拡張する、という進め方がおすすめです。
よくある質問(FAQ)
Q. 30分で本当に商品は売れますか?
A. 高額商品を30分で売り切るのは難しいですが、使い方次第で十分に成果が出ます。30分ウェビナーは、個別相談への誘導や、次回の本セミナーへの案内として使うのが効果的です。「興味を持ってもらう→次のステップに進んでもらう」という導線の入り口として設計すると、成果につながります。
Q. スライドは何枚必要ですか?
A. 15〜20枚が目安です。1枚あたり1〜2分で進めるイメージで作ってください。文字を詰め込みすぎたスライドは避けて、1枚1メッセージを意識すると、見やすくて伝わりやすいスライドになります。
Q. 録画してオートウェビナーにできますか?
A. もちろん可能です。むしろ30分の短いウェビナーはオートウェビナーとの相性が抜群です。視聴完了率が高くなるため、オファーまで見てもらいやすくなります。UTAGEなどのツールを使えば、録画したウェビナーを自動で配信する仕組みが簡単に作れます。
まとめ
この記事では、30分ウェビナーの7パート構成テンプレートを解説しました。
この記事のポイントまとめ
・30分ウェビナーは「つかみ→問題提起→原因→解決策→証拠→オファー→まとめ」の7パート構成
・解決策パート(12分)が勝負。ステップは必ず3つに絞る
・自己紹介は15秒。脱線しない。Q&Aは30分では入れない
・スライドは15〜20枚が目安。1枚1メッセージ
・30分ウェビナーはオートウェビナーとの相性が抜群
・まずは「3ステップの解決策」を決めるところから始める
30分のウェビナーは、初めてのセミナーにも、オートウェビナーにも最適な長さです。このテンプレートに沿って作れば、構成で悩む時間はゼロになります。
「ウェビナーの構成はできたけど、自動化ってどうやるの?」という方は、以下のウェビナーで仕組みの作り方を詳しく解説しています。



