Instagram で投稿しているのに、フォロワーが増えない、いいねがつかない、リーチが伸びない…そんな悩みを抱えていませんか?

実は、Instagram には「どの投稿を誰に見せるか」を決める仕組み(アルゴリズム)があります。この仕組みを理解せずに投稿を続けても、なかなか結果は出ません。

でも安心してください。この記事では、Instagram アルゴリズムの仕組みを、専門用語を使わずにわかりやすく解説します。難しい話は一切なし!シンデレラ探しや受験の例を使って、誰でも理解できるように説明していきます。

この記事で分かること:

  • Instagram が投稿を誰に見せるかを決める仕組み
  • おすすめ表示(レコメンド)の裏側
  • いいね・保存・シェアなど、Instagram が重視する行動
  • Instagram 集客の目標を立てる正しい方法
あいちゃん
あいちゃん
Instagram で投稿してるけど、全然見てもらえないんです…。何か特別なテクニックでもあるんですか?
須崎
須崎
テクニックというより、Instagram の「仕組み」を理解することが大事なんです。例えばシンデレラ探しで全員に靴を履かせるより、最初に足のサイズで絞る方が効率的ですよね?それと同じで、Instagram も効率的にユーザーに投稿を届ける仕組みがあるんですよ。

Instagram アルゴリズムとは?まずは基本を理解しよう

「アルゴリズム」と聞くと難しそうに感じますが、実は単純です。

アルゴリズムとは:

問題を解決するための手順のこと。Instagram の場合は「ユーザーにもっと Instagram を使ってもらうにはどうすればいいか?」という問題を解決するための仕組みです。

シンデレラ探しで考えるアルゴリズム

例えば、王子様がシンデレラを探す場合を考えてみましょう。

パターンA:非効率な方法

国中の全員にガラスの靴を履いてもらう → 時間がかかりすぎる

パターンB:効率的な方法(アルゴリズム)

①まず足のサイズで絞り込む
②その後、候補者だけにガラスの靴を履いてもらう
→ 早くシンデレラが見つかる!

アルゴリズムとは効率的な手順のこと

Instagram も同じです。「どのユーザーにどの投稿を見せれば、もっと Instagram を使ってくれるか?」を効率的に判断しているんです。

Instagram アルゴリズムの歴史

Instagram は昔、投稿が時系列で並んでいました。でも2016年にアルゴリズムが導入されました。

理由: フィード投稿の70%が見逃されていた

そこで、Instagram は「ユーザーの興味関心に基づいて投稿を並び替える仕組み」を作りました。結果、利用者数もインプレッション数も大幅に増加しました。

Instagram 正のループ構造

知っておくべき3つのポイント

⚠️ Instagram アルゴリズムの重要な特徴:

  1. 機能ごとに仕組みが違う
    フィード、ストーリーズ、リール、発見タブで別々の仕組みがある
  2. 常に改善されている
    昨日と今日でも仕組みが少し違う。小さなテストを繰り返している
  3. ユーザーの使い方に影響される
    AI がユーザーの行動を学習して、投稿の表示を最適化している

つまり、Instagram は「ユーザーがもっと使いたくなる」ように、常に進化しているんです。

あいちゃん
あいちゃん
なるほど!シンデレラ探しの例だとすごく分かりやすいです。じゃあ、Instagram は「どうやって私にぴったりの投稿を選んでる」んですか?
須崎
須崎
それが「レコメンド」という仕組みなんです。Amazon で「この商品を見た人はこんな商品も見ています」って出てくるでしょ?あれと同じで、Instagram もあなたが好きそうな投稿を予測して表示してるんですよ。

おすすめ表示(レコメンド)の仕組みを理解しよう

「レコメンド」とは、あなたにぴったりの投稿を Instagram が選んで見せてくれる仕組みのことです。

身近な例:Amazon のおすすめ表示

Amazon で商品を見ていると、「この商品を見た人はこんな商品も見ています」と表示されますよね。これは「協調フィルタリング」という仕組みです。

協調フィルタリングとは:

「趣味が似ているユーザー同士は、同じ商品を気に入る可能性が高い」という考え方。あなたと似た人が買った商品をおすすめしてくれる。

Instagram も同じ考え方で、「あなたと似たユーザーが反応した投稿」をおすすめ表示してくれます。

Instagram のレコメンド技術

Instagram は「IG2Vec」や「2 Tower NN」という技術を使っています。難しそうですが、やっていることはシンプルです。

Instagram レコメンドの仕組み(簡単に):

  1. 似ているアカウントを見つける
    例:犬系アカウント A → 犬系アカウント B → 犬系アカウント C
    この流れで見られるアカウントは「犬系」と判定される
  2. ユーザーの好みを予測する
    ユーザーがアカウント A にいいねした → B や C もおすすめ表示される

つまり、「同じような流れで見られているアカウント同士は似ている」と Instagram が判断して、おすすめ表示を決めているんです。

Instagram IG2Vec の仕組み

発見タブでおすすめ表示される3ステップ

発見タブ(虫眼鏡マーク)に投稿が表示される流れは、次の3ステップです。

ステップ1:候補収集(Sourcing)

似たアカウントの投稿を集める

ステップ2:ランキング(Ranking)

「このユーザーが反応しそうか?」を予測して並び替える(保存率、いいね率、シェア率などを予測)

ステップ3:フィルタリング(Filtering)

表示すべきでない投稿(不適切な内容など)を除外する

この3ステップで、あなたにぴったりの投稿が発見タブに表示されるわけです。

レコメンドを攻略する3つのポイント

ポイント1:どのアカウントと似ているか知る

自分のアカウントと類似のアカウントを特定し、ベンチマークにする。ユーザーに直接聞いてみるのも有効。

ポイント2:どんな流れでユーザーが投稿を見るか理解する

カフェ探し?ファッション探し?メイクの悩み?ユーザーがどんな文脈であなたの投稿に出会うかを考える。

ポイント3:どのユーザーがなぜ反応するか仮説を立てる

1対1のユーザー関係を重視。DM やコメントで関係性を深め、そのユーザーが反応する確率を上げる。

重要なのは、「フォロワー数」ではなく「コンテンツの質」と「ユーザーとの関係性」です。

2 Tower NN の仕組み
あいちゃん
あいちゃん
なるほど!じゃあ、Instagram は「いいね」や「保存」みたいな行動を見てるってことですか?
須崎
須崎
その通り!それを「シグナル」って呼びます。いいね、保存、コメント、シェア、滞在時間など、ユーザーの行動すべてがシグナルなんです。そして、機能ごとに重要なシグナルが違うんですよ。

シグナル(ユーザーの行動)の種類と重要性

「シグナル」とは、アカウントや投稿に関する情報のことです。具体的には、ユーザーの行動(いいね、保存、コメント、シェアなど)を指します。

シグナルとは:

Instagram がユーザーの行動を予測するために使う情報。例えば、「いいね」「保存」「DM でシェア」「滞在時間」などがシグナルになります。

Instagram には数千個のシグナルがあり、今後も増え続けます。

シグナルとは

機能ごとに重要なシグナルが違う

Instagram は、フィード・ストーリーズ・リール・発見タブで、重要視するシグナルが違います。

📱 フィード

重要なシグナル:

  • 投稿を数秒間見る
  • コメントする
  • いいねする
  • DM でシェアする
  • 投稿のプロフィール写真をタップする

フィードは「じっくり見る」場所なので、滞在時間やコメントが重視されます。

📖 ストーリーズ

重要なシグナル:

  • ストーリーズアイコンをタップして投稿を見る
  • ストーリーズに返信する(DM)
  • スキップせず次のストーリーズに進む

ストーリーズは「親しい人の日常」を見る場所なので、親密度が重要です。

🎬 リール

重要なシグナル:

  • DM 送信・シェア
  • リール動画を最後まで見る
  • いいねする
  • 音源ページに移動する

リールは「新しいコンテンツとの出会い」なので、視聴時間とシェアが重視されます。3秒未満でスキップされると評価が下がります。

リールと発見タブの重要シグナル

🔍 発見タブ

重要なシグナル:

  • いいねする
  • 保存する
  • シェアする

発見タブは「趣味・関心事の深掘り」なので、保存やシェアが重視されます。

シグナルの歴史的変遷(5年サイクル)

Instagram のシグナルは、約5年ごとに変化してきました。

時期 重要シグナル 求められる投稿
2010〜2015年 いいね数 インスタ映え、直感的に良いもの
2016〜2020年 保存数 役に立つ、便利、情報価値が高い
2020〜2025年 閲覧数・視聴時間 動画コンテンツ、エンタメ性
2025年〜(予測) DM 送信数・送信率 シェアしたくなるコンテンツ

2025年以降は「DM でシェアされやすいコンテンツ」が重要になると予測されています。

シグナルの歴史的変遷 データが示すシェアの重要性

業界別の特徴

業界によって、伸びやすいシグナルが違います。

いいねで広がる業界:

食品業界、飲食サービス業
→ 直感的に美味しそう、行きたいと思われる投稿が強い

保存で広がる業界:

文房具、メディア系(情報発信アカウント)
→ 情報価値が高く、後で見返したい投稿が強い

閲覧で広がる業界:

観光・旅行、ファッション、美容・コスメ
→ 動画コンテンツとの相性が良い

自分の業界やアカウントの特性に合わせて、取りやすいシグナルを狙うことが重要です。

あいちゃん
あいちゃん
アルゴリズムもレコメンドもシグナルも分かりました!じゃあ、具体的にどんな目標を立てればいいんですか?
須崎
須崎
良い質問ですね!目標設計には4つの要素があります。例えば受験で「東大に受かる」というゴールから逆算して「数学で70点取る」という具体的な数値目標を立てますよね?Instagram も同じで、ゴールから逆算して目標を立てるんです。

Instagram 集客の目標設計:4つの要素で考えよう

Instagram 運用で「今期の目標はエンゲージメント率5%です!」だけでは不十分です。なぜその数値を目指すのか、背景がないと意味がありません。

目標設計の4要素

1. ゴール

成し遂げたいこと(定性的でOK)
例:「ブランドが市場に浸透し受け入れられる」

2. KGI(最終的に測る数値)

ゴールを数値化したもの
例:「好意度調査で競合の中で1位」

3. KSF(成功のために抑えるべきポイント)

ゴール達成のために何が重要か
例:「投稿を見られる」「反応を獲得する」「ブランド理解を深める」

4. KPI(KSF を数値化したもの)

具体的に測る数値
例:「リーチ1000万」「エンゲージメント率5%」

この4つが揃って初めて「目標」になります。KPI だけ決めても意味がないんです。

目標設計の4要素

受験の例で理解する

分かりやすく、大学受験で考えてみましょう。

要素 内容
ゴール 東京大学に受かる
KGI 2次試験で320点取る(ボーダーライン)
KSF 得意な数学で落とさない
KPI 数学で80点満点中70点取る

Instagram も同じです。ゴールから逆算して、KGI → KSF → KPI の順で設計します。

受験で理解する目標設計

良い目標設計の例

例:進行ブランド A の場合

ゴール:
ブランドが市場に浸透し受け入れられる

KGI:
好意度調査で競合の中で1位を取る

KSF:

  • 投稿を見られる
  • 反応を獲得する
  • ブランド・商品の理解を深める
  • ブランドの UGC(ユーザー生成コンテンツ)がリールで話題化
  • 便利な商品として DM でシェアされる

KPI:

  • ブランド関連投稿のリーチ:年間1000万
  • エンゲージメント率:5%(50万エンゲージメント)
  • クリエーターとのタイアップリール投稿:閲覧数 年間1000万
  • タイアップ投稿の DM シェア数:年間1万

このように、ゴールから逆算して4要素すべてを明確にすることが重要です。

ブランドの目標設計例

目標設計時に抑えるべき4つのポイント

ポイント1:ユーザーの使い方にアルゴリズムは影響を受ける

最近の Instagram の意図は「DM を中心に据えたい」。フィード投稿は減少傾向、ストーリーズ・リールは増加傾向。

ポイント2:エンゲージメント予測でレコメンドが決まる

「あるユーザーが反応するかどうか」で判断される。シェア数が多いだけではレコメンドされない。1対1の関係性が重要。

ポイント3:機能ごとにユーザーの使い方が違う

フィード(じっくり見る)、ストーリーズ(親しい人の日常)、リール(新しいコンテンツとの出会い)、発見タブ(趣味・関心事の深掘り)で使い分ける。

ポイント4:リーチ→エンゲージメントの流れは不変

小さなコミュニティから始めて、徐々にコミュニティの範囲を広げる。シェアが増えればリーチが増える(データで実証済み)。

アルゴリズムのトレンドを反映させる

よくある間違い

NG な目標設定:

  • ❌ KPI だけ決める(「今期の目標はエンゲージメント率5%です」)
  • ❌ ゴールがない(何のための目標かわからない)
  • ❌ 前提情報を共有しない(背景が伝わらない)
  • ❌ 4要素のどれかが欠けている

OK な目標設定:

  • ✅ 4要素すべて揃える
  • ✅ ゴールから逆算して設計
  • ✅ 背景・前提を明確に共有
  • ✅ アルゴリズムのトレンドを反映

まとめ:Instagram 集客成功のカギは「ユーザー理解」

この記事では、Instagram アルゴリズム、レコメンド、シグナル、目標設計について解説しました。

重要ポイントのおさらい:

  1. アルゴリズムは「効率的にユーザーに投稿を届ける仕組み」
    機能ごとに異なり、常に改善されている
  2. レコメンドは「似たアカウント・ユーザーの行動から予測」
    発見タブは「候補収集→ランキング→フィルタリング」の3ステップ
  3. シグナルは機能ごとに違う
    フィード(滞在時間・コメント)、ストーリーズ(親密度)、リール(視聴時間・シェア)、発見タブ(保存・シェア)
  4. 目標設計は4要素(ゴール・KGI・KSF・KPI)で考える
    ゴールから逆算して設計し、アルゴリズムのトレンドを反映する
明日からできること

そして、最も重要なのは「ユーザー理解」です。

ユーザー理解を深める方法:

  • ユーザーインタビュー
  • ユーザーの保存投稿を見せてもらう
  • DM で会話する
  • 実店舗に行く
  • ユーザーと話したことがある人と社内で話す
  • アンケートを見る

**Instagram アルゴリズムの攻略 = ユーザーの深い理解**

フォロワー数やいいね数に一喜一憂するのではなく、「ユーザーが本当に求めているコンテンツは何か?」を考えることが、Instagram 集客成功のカギです。

今日から実践できること

  • Instagram 公式ブログやアダム・モセリの発信をチェックする(一次情報を確認)
  • ユーザーと DM やコメントで直接コミュニケーションを取る
  • 自分のアカウントがどのアカウントと似ているか分析する
  • 機能ごとの戦略を立てる(フィード・ストーリーズ・リール・DM)
  • ゴール → KGI → KSF → KPI の順で目標を設計する
あいちゃん
あいちゃん
アルゴリズムって難しいと思ってたけど、仕組みを理解すれば全然怖くないですね!早速、ユーザーさんと DM で話してみます!
須崎
須崎
その意気です!Instagram は「ユーザーとの関係性」が何より大事。アルゴリズムを味方につけて、Instagram 集客を成功させましょう!

Instagram アルゴリズムは常に進化していますが、「ユーザー理解」という基本は変わりません。ぜひこの記事を参考に、Instagram 運用を見直してみてくださいね。

アルゴリズムの攻略とはユーザーの深い理解